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| ピアノ嫌いがアートの発端!? |
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| −子供の頃から美術が得意だったんですか? |
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| そもそもピアノから逃れたくてアートを選んだんです。母親がピアノの先生で習いに行かされたんですが、音痴で…(笑)。何より楽譜通りに弾く、型にはまったことに抵抗があった。たまたま中学の時に描いたお城の絵が賞を取って、ピアノから解放されるための大義名分にしたんです。 |
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| −それで大学では美術を専攻して。 |
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| 大学時代に現代アートと出会って、何じゃこりゃ!?って衝撃を受けて。当時はアート制作をして個展も2回やったんです。チェーンソーで木を切ったり(笑)。ただ、いまひとつ熱くなれないというか、周りのアーティストと比べて自分は作品に対する執着心に欠けているように思えてきて。そんな折りに専攻科に進学してレポートを書くようになって、文章のおもしろさに気づいたんです。 |
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| アートを軸に世界が広がる! |
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| −文章を書く楽しさに気づいて美術ライターに? |
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| 大学を離れてヨーロッパを4ヶ月放浪してから、先輩を頼って就職情報誌の編集部にアルバイトで入ったんです。そこでアーティストの取材がしたいって言い続けたらインタビューページを作ってもらえて。アーティストの森村泰昌さん、藤本由起夫さんとはこの頃に出会いました。 |
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| −森村さんも藤本さんも今では世界的アーティスト! 現在はフリーの美術ライターとして、ASPIRIN.Lady.comの読者にもなじみのある女性誌や情報誌に執筆、さらに大学で授業、トークショーに登場したりと…アートから仕事が広がりますね。 |
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美術専門誌は一般的じゃないので広くたくさんの方に読んでほしくて「ぴあ」などの一般誌に書いてます。作品に評価を与えるのが苦手なので美術評論でなく、インタビューやレポートが中心ですね。アートはわかりにくいと思われがちですが、わかりやすく書くことが私の強味。アートに携わっている人より、"普通の人"にアートと仲良くなってほしいですね。
大学では「フィールドワーク」という授業を担当しています。美術館やギャラリーを学生と訪ねて、学芸員はじめ現場の人にナマの声を伺っています。トークショーは、展覧会などでアーティストとの対談が多いですね。初めは緊張しましたけど、アーティストとのかけあいや、お客さんの反応もダイレクトでおもしろい。授業やイベントを通して現場に出ることで、アートと社会のつながりが見えてくる気がします。 |
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| アートへの入口は目の前に! |
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| −横浜ビエンナーレや水戸芸術館のカフェ・イン・水戸プロジェクト、サントリーミュージアムのドラえもん展…、最近は話題の展覧会が目白押しで、アートに勢いがある気がしますが、今後のアートの流れは? |
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| バブル期の勢いからいったん落ちて、ようやく盛り返してきた感じかな。以前は、アメリカ風、ヨーロッパ風に倣おうとしていたのが、今は、市民と一緒に活動する参加型や、アーティストが集まって運営するスペースができたり…。キュレーターがピックアップしたものを一方的に発信するのでなく、積極的でオープンな独自のムーブメントが生まれてきています。大阪のデザイン集団"graf"のように、アートや映像、音楽など、ジャンルを越えたコラボレーションが活発になったり、ギャラリー巡りとお茶会なんてツアープランに人が集まったり。今後はアートへの入口がどんどん増えてくると思いますね。 |
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