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五十嵐 久佳 先生
神奈川歯科大学附属横浜クリニック 内科学講座(頭痛外来)教授。医学博士。

北里大学卒業後、神経内科研究員を経てイギリスThe City of London Migraine Clinicへ留学。その後、北里大学医学部内科学講師を務めるとともに、北里大学病院の頭痛外来を担当。現在は、神奈川歯科大学附属横浜クリニックにて頭痛外来を受け持つ。
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頭痛の回数がせいぜい1ヶ月に1〜2回で、自分で痛みをきちんとコントロールできていて、日常生活に支障がないようであれば、特に病院で診てもらう必要はないでしょう。アスピリン等の市販薬でも頭痛が始まりそうな時や、症状が軽いうちに服用すれば、十分に効果があります。
しかし、頭痛薬の効果が不十分だったり、週2日以上頭痛薬を服用する状態が続いていたり、生活に支障がある、不安感が強い、いつもの頭痛とは違う、と感じた時は、迷わず医師の診察を受けて正しい診断をしてもらいましょう。
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薬局で購入できる頭痛薬の主な有効成分としては、アスピリン(アセチルサリチル酸)などがあります。
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アスピリン(アセチルサリチル酸)
痛みや熱の原因物質を抑える、スタンダードな解熱鎮痛薬。鎮痛効果、安全性ともに高く評価されています。胃を荒らす場合があるので、なるべく空腹時は避けましょう。
アスピリンは、紀元前から痛み止めとして使われたヤナギをもとに、そこから抽出された成分を改良して完成しました。ドイツ・バイエル社が合成に成功して以来、100年以上にわたり世界中の人々に解熱鎮痛薬として使用されています。
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頭痛薬も市販薬から処方薬(病院でもらう薬)までタイプはさまざまですが、市販薬も適切な方法で使えば、かなりの効果が期待できます。自分の頭痛の特徴をきちんと理解した上で、正しい薬剤を選択し、正しい飲み方を心がけましょう。
また市販薬を選ぶ場合は、含まれる成分の種類が少ない、シンプルなものがいいでしょう。
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頭痛持ちの人の中には、「頭痛薬はこわい」「いったん服用すると癖になってやめられない」等、間違った認識をしている人もいるのでは?確かに間違った飲み方が悪い習慣を生むこともありますが、正しい知識を持って使えば、必要以上に薬をこわがることはありません。次のことを守って、薬を効果的に安全に服用しましょう。
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■ コップ一杯の水とともに
アスピリンを服用する時は、胃腸障害を避けるため、できるだけ空腹時を避けてください。少なくとも、薬が食道に付着しないよう、コップ一杯の水とともに服用しましょう。
■ 早めの服用を
アスピリンは頭痛がひどくなってからではあまり効果がありません。我慢せずに、頭痛が始まりそうなときや、まだ痛みが軽いうちに服用するのがコツ。早いタイミングで飲めば1回で済んだのに、ひどくなるまで我慢したため、結局は何回も飲んでしまった、ということにならないように、早めの服用を心がけましょう。
■ 用法・用量を守って
アスピリン等の頭痛薬はどれも、長期間、頻回に飲むことで「薬物乱用頭痛」というやっかいな「毎日の頭痛」を引き起こすことがあります。たとえば生理前に3日続けてアスピリンを飲んだけれど、その他の週は一度も飲まなかった、というのであれば特に問題はないのですが、毎週使うのであれば、薬を飲むのはせいぜい週に1日を限度に。それ以上必要な場合は頭痛専門医を受診なさることをお勧めします。
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持病があったり他の薬を服用したりしている人、妊娠中や妊娠の可能性がある人が服用する時は、医師にご相談ください。
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