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五十嵐 久佳 先生
神奈川歯科大学附属横浜クリニック 内科学講座(頭痛外来)教授。医学博士。

北里大学卒業後、神経内科研究員を経てイギリスThe City of London Migraine Clinicへ留学。その後、北里大学医学部内科学講師を務めるとともに、北里大学病院の頭痛外来を担当。現在は、神奈川歯科大学附属横浜クリニックにて頭痛外来を受け持つ。
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普段はなんともないのに頭痛が起こるとつらく、動くとさらに痛みが増して、ひどいときには吐き気を伴うようであれば片頭痛の疑いが濃厚です。ズッキンズッキンと脈打つような痛みであることが多く、頭の片側が痛む人もいれば、両側が痛む人もいます。また光や音に敏感になります。片頭痛患者さんの10〜20%の人では頭痛の前触れとして目の前にチカチカする光がみえたり、視野の半分がぼやけて見えなくなることがあります。
片頭痛には一連のパターンがあります。典型的なパターンは次のようなものです。 |
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なんとなく頭が重い、首や肩がこる、あくびが出る、手足がむくむ、いらいらする、妙におなかがすいて甘いものを食べたくなる、などの症状が出てきます。
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片頭痛持ちの10〜20%の人が、頭痛が起こる前ぶれ症状を訴えます。その95%以上は、閃輝暗点(せんきあんてん)と呼ばれる、目の前にキラキラ光る点やギザギザが見える、という視覚の異常です。
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頭がズッキンズッキン、ガンガンと強く痛み、吐き気がしたり、実際に吐いたりする場合もあります。
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吐いてしまうと楽になり、ぐっすり眠ってしまいます。眠って起きると結構すっきりしています。
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ひどい頭痛が去ったあとの翌日など、頭をふったり下を向いたり咳をするとまだ少しズキッとした痛みが残っています。

このような頭痛を繰り返していれば、片頭痛と考えられます。

片頭痛がなぜ起こるのかは、いまだによくわかっていません。以前は血管説が考えられていました。これは片頭痛の前兆の時期には脳血管が収縮し、その後、血管が拡張するために頭痛が起こる、というものですが、現在では、三叉神経血管説という説が有力視されています。脳の血管の周囲にある三叉神経が何らかの刺激を受けることにより、三叉神経から神経伝達物質が分泌されます。その結果、脳の血管の拡張と、血管の周りに炎症を引き起こします。この刺激が感覚神経を伝わり、痛みが生じると考えられています。また脳に片頭痛を引き起こす発動機のようなものがあるのではないかと考えられています。
片頭痛の痛みが起こるきっかけは、ストレス、ストレスからの解放、肩や頸のこり、月経、寝すぎ・寝不足、空腹、気圧や温度差など天候の変化、まぶしい光、アルコール、人ごみ、騒音、タバコの煙や香水の匂いなど、さまざまなものがあります。
⇒ 片頭痛の予防と対策
⇒ 市販薬の使い方
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