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五十嵐 久佳 先生
神奈川歯科大学附属横浜クリニック 内科学講座(頭痛外来)教授。医学博士。

北里大学卒業後、神経内科研究員を経てイギリスThe City of London Migraine Clinicへ留学。その後、北里大学医学部内科学講師を務めるとともに、北里大学病院の頭痛外来を担当。現在は、神奈川歯科大学附属横浜クリニックにて頭痛外来を受け持つ。
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誰もが日常的に経験している痛み、それが頭痛です。生まれてから一度も頭が痛くなったことがないという人はほとんどいないのでは? それほど頭痛は日常的にありふれた症状です。例えば、風邪をひいたとき、氷やアイスクリームのような冷たいものを食べたとき、お酒を飲んで二日酔いになったとき…など、生活のあらゆる場面で頭痛は起こります。
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頭痛は、頭の中に痛みを感じるため、脳が痛んでいるように思われることが多いようです。しかしこれは間違いで、本当の原因は、脳の血管の拡張や炎症、脳の周囲の筋肉のこりや、脳内の圧力の変化といった、いろいろな刺激が加わって起こるのです。頭痛の発生メカニズムはまだ明確には解明されていませんが、血管系や神経系の関与が明らかになってきています。
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頭痛には色々な種類がありますが、原因によって大きく一次性頭痛(慢性機能性頭痛)、二次性頭痛(症候性頭痛)の2つに分類できます。
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これといった原因がはっきりしないまま、何年にもわたって繰り返し起こる頭痛。“頭痛そのものがひとつの病気”、いわゆる頭痛持ちの頭痛で、このような頭痛を医学的には一次性頭痛といいます。一方、脳の病気や二日酔い、風邪など、病気の症状として起こる頭痛を二次性頭痛といいます。一次性頭痛の代表的なものには、「片頭痛」「緊張型頭痛」「群発頭痛」の3つのタイプがあり、症状も原因と考えられる事項も異なるので、対策や治療にあたってはタイプを見極めることが大切です。
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二次性頭痛とは何らかの病気の症状の一つとして起こる頭痛のことです。かぜや二日酔いなど日常的にみられる頭痛もあれば、脳の病気に伴う頭痛もあります。
くも膜下出血や脳内出血、脳腫瘍、髄膜炎など、脳の病気が原因で起こる頭痛は、今まで経験したことのないような突然の激しい痛みや、数日〜数週間のうちに頭痛が悪化することが多く、命にかかわることもあります。
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