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大切な人と久しぶりに会うことになって、何を着ていこうかと迷ったとき、ふつうなら鏡の前で、いろいろ着てみて「あーでもない、こーでもない」と悩みますよね。着るものが決まったら、次はバッグと靴はどうしようと考える。ふつうはそこで終わりなんです。でも、できたらその他の準備もしてほしい。
中でも、会話をどう持っていくか。話なんて出たとこ勝負で何でもいいんじゃないの、なんて軽く考えないでください。話こそ、あなたという人をどう印象づけるかの大事なポイントです。相手の名前、近況、昔どんな会話をしたか、などを思い出して、それに自分の近況の何を加えるのか。予行練習するんです。
そう、就職の面接と同じなんですね。想定質問集を買って、友達どうしで面接官と面接を受ける人を交代でやってみる、あれです。会議でプレゼンテーションをしなくてはならないときも、何をどういう順番で説明するかをシミレーションしてみるでしょう。いきなりぶっつけで会議に臨む、なんてことはありえませんよね。電話もそうすべきだといいます。特に誰かに何かを頼むとき。紙に書いてそのとおりに喋るわけです。
そんなことをしたら、その場の楽しさを壊しちゃうんじゃないの、と思うかもしれませんが、後から、あれもこれも話せばよかったと思うよりずっといい。いつも準備ばかりだと反射神経が鍛えられない、という意見もあるでしょう。が、反射神経は単なるリアクションで、深みのある話とは別のものですよ。
たくさん準備をしたけれど、それを感じさせない話し方ができれば最高ですが、それは徐々に慣れればいいことです。そうそう、予行練習の話をするときは鏡に向かってするのも大事ですよ。
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エッセイスト、政治コラムニスト。1953年生まれ。慶応義塾大学卒業後、女性誌編集部を経て渡米。NY大学行政大学院修士課程修了。近著は『30代は女のベストシーズン!』(扶桑社)、『「だれかいい人いない?」といっているあなたへ』(講談社)など多数。 |
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