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もし、あなたの部下か後輩が何か仕事上の失敗をしてしまって、注意したり、怒ったりしなければならないとき、あなたはどうしますか。
「よりにもよってこんな大切なことを、いったいどうしくれるの!」などと感情に任せて声を荒げてしかるのは最低です。
若い人は自分では「ムカツク」とか「キレる」などとよく言いますが、では、自分がそうされるのは平気かといえばその逆で、ちょっと注意されたり怒られたりするだけで、自分の殻に閉じこもったり、それこそ逆ギレしたりすることも多い。感情に任せてではないとしても、みんなの前で、ネチネチしかるのもダメです。
ふつうミスをした本人というのは、「なんてことをしてしまったのか、自分は。みんなに迷惑をかけて悪かった」と心の中で反省しているのです。
それが、上司にあからさまにしかられると、逆に、「どうして自分だけがこれほど言われなくちゃならないのか」と考え、反省も吹っ飛んでしまいます。
「だいたいあなたは、前回も、その前のときも危なかったじゃないの。どうしてそうなのよ!」などと、今回のこととは関係ないことまで広げていうのもよくありません。それは、収まらない怒りを吐き出しているに過ぎないし、何の解決にもならないからです。
ではどうするか。何とか少しでも、彼の失敗を挽回する方向にもっていくのです。まず、失敗した本人から話をちゃんと聞く。次に、どうすればいいかの対策をたてる。そして、当人に、「あなたはこれとこれをして、私はあれとあれをするわ。できるだけ頑張って挽回しましょう」といって、手分けして走り回る。
スピーディに、問題解決的に、もっていくのです。で、何とか解決の糸口が見えてきたとき初めて、「これこれは次から充分気をつけて」と注意する。
怒り方も、相手の立場にたって、ですよ。
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エッセイスト、政治コラムニスト。1953年生まれ。慶応義塾大学卒業後、女性誌編集部を経て渡米。NY大学行政大学院修士課程修了。近著は『30代は女のベストシーズン!』(扶桑社)、『「だれかいい人いない?」といっているあなたへ』(講談社)など多数。 |
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