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vol.29
リクエストしてみる、
ダメならさっさと諦める |
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先日、海外旅行であるホテルにチェックインしたときのこと。宿泊費は事前に旅行社に支払うシステムだったのですが、仕事の都合で、払った4泊分より一泊短い3泊のステイになってしまいました。
変更が決まったのは直前だし、宿泊費はとうに振込み済みでキャンセルはできない。まあ、こちらの都合だし仕方がないわと思っていたんですね。
でも、ひょっとして、とその時閃いたんです。で、こんな提案をしてみました。
「宿泊費は仕方がないけれど、もしかして何らかのスペシャルはないかしら? 例えば、朝ごはんがつくとか・・・」もちろん、微笑みながら余裕って感じでいってみたんですよ。
すると、ホテルのフロントの男性は、「ちょっと待ってください。毎日二人分のフリーブレックファーストをつけましょう。ただし、コンチネンタルですが、どうでしょうか」というではありませんか。
私はせいぜい、一食分がただになるかなくらいに思っていたので、なんかとても得をした気分になりました。
その時、「サービスなどについて思ったことはその場ですぐ言う。明るく軽やかに聞いてみる。受け入れられればお礼をいい、受け入れられなければさっと諦める」、というアメリカでの経験を思い出しました。
レストランに案内されて、さえない席だった。もし気になるのならすぐその場で、変えてくれないかと提案してみる。今日はあいにく予約でいっぱいで、といわれれば「そうだったのね」と諦めればいいんです。
あとはブスッとするでもなく、ごくフツーに振舞う。楽しく食事をする。提案をせずに、いつまでもグズグズと席に不満を感じても仕方ないのです。
サービスにはリクエストはつきもの。主張すべきは明るく主張してみるといいかもしれませんよ。 |
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エッセイスト、政治コラムニスト。1953年生まれ。慶応義塾大学卒業後、女性誌編集部を経て渡米。NY大学行政大学院修士課程修了。近著は『30代は女のベストシーズン!』(扶桑社)、『「だれかいい人いない?」といっているあなたへ』(講談社)など多数。 |
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