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エッセイスト、政治コラムニスト。1953年生まれ。慶応義塾大学卒業後、女性誌編集部を経て渡米。NY大学行政大学院修士課程修了。近著は『30代は女のベストシーズン!』(扶桑社)、『「だれかいい人いない?」といっているあなたへ』(講談社)など多数 |
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知り合いの高校生の娘さんがこんなことを話してくれました。
「私は不安に耐えられないんです・・・・」 「わかる気がする」と考えもなしに答える私。
「それって将来自分がどうなるのか、とかでしょう」と聞くと、 「ちょっと違う。そんな先のことなんて考えたことないし」と彼女。
「じゃあ、どんなことが不安なの?」 「ケータイでメールしてすぐ返事が返ってこないと不安だし、 友達から来るメールに絵文字が入ってないと不安になるかな」
「絵文字なんてなくたっていいじゃないの」というと、 「なんか距離を置かれたって気がする、自分という人間が軽く見られている気がするの」
それを聞いて私は、便利さの怖さを感じました。 絵文字で締めくくるメールが、相手を大事に想っている証拠だ なんて!
いつでもどこでも連絡が取れるケータイなどという道具がある ために、ちょっと淋しい、とかちょっと不安になると電話したり
メールを打ったりする。その淋しさ解消の道具が逆に、新たな 淋しさや不安を生じさせてしまうんですね。
信じて待つ、とか、何もしなくとも心が通じ合う、といったことは もうありえないのでしょうか。
一人で孤独に耐える習慣を、などというと難しいかもしれない けれど、たまにはあえてケータイなしの日をつくってみてはどうで
しょうか。
好きなことに没頭すれば案外、豊かな時間を感じられるかもしれ ませんよ。
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