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恋しているときは、他人に優しくできるといいますよね。友達の悩みにとことん付き合ってあげたり、失敗して謝っている人を逆に慰めたり、自分ってこんなにいい人だったかしらって不思議なくらいです。電車でも積極的にお年寄りに席を譲ってあげたり、ベビーカーを押しているお母さんのためにドアを抑えてあげたり、スーパーの棚から誰かが落とした商品を拾って戻したりと、そっといいことをしていたりします。それは、心の余裕からくるんですね。いいことは伝染していくとも言えます。キレイになるともっとキレイになりたいのと同じように、幸せを分かち合いたい(けれどできない)から、ほんのちょっとのお返しのつもりかも。いずれにしても、今年はランラン気分を撒き散らしてみませんか。
よく言われることに、「幸せはどれもこれも似通った形だけれど、不幸は違う。人の数だけ不幸がある」というのがあります。幸せは、家族が元気で、仕事は順調、恋に夢中になり、お金は貯まり、なんてパターンにほとんどが当てはまる。けれども、不幸となると、Aさんにとっては不幸だけれども、Bさんにとってはそれほどでもない、なんてことは多いし、その人がおかれている状況よって受け止め方は違うでしょう。それに、不幸ってかなり複雑です。ただ単に悲しいっていうよりも、不安も混ざり、怒りもあり、でも自分は不幸だなんて認めたくなくて、無理にはしゃいだりすることだってありますね。そのうえ、他人の不幸は蜜の味、なんていうように、格好の話題になったりする。友人の幸せの話なんて単純すぎてばかばかしいけれど、不幸の話は奥が深い。から、もっともっと話したいというわけです。しかし、人の悪口をいったあとって、盛り上がるには盛り上がるのだけれど、なんか後味が悪いって思いませんか。その点、幸せの方は人の話題にはならない。だからこそ、幸せの当人が、その喜びを人に分けてあげればいいと思うんです。先ほど述べたように、人の幸せはいろいろな形でもって人に伝播するんです。よくわからないけれど何か優しくされた人は、その日はいい気分でいられるでしょう。そんなふうにして、幸せ気分を撒き散らすわけですね。不幸は人の数だけあるけれど、幸福は少し薄まるとはいえ人の数より多く、しかもバラエティに富むんだとしたら、こんなに素晴らしことはないとは思いませんか。
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