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| Vol.15 宝石を選ぶ、パートナーを選ぶ、仕事を選ぶ |
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エッセイスト、政治コラムニスト。1953年生まれ。慶応義塾大学卒業後、女性誌編集部を経て渡米。NY大学行政大学院修士課程修了。近著は『30代は女のベストシーズン!』(扶桑社)、『「だれかいい人いない?」といっているあなたへ』(講談社)など多数 |
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私は宝石が好きで、少しずつ集めているのですが、つくづく宝石の買い方って人生の決断に似ているなって思うことがあります。 人生とは主として、恋愛と仕事のことですが。 というのは、宝石って計画買いをしないものなんですね。 ひとつには、数があまりにたくさんありすぎるってことがあるんです。例えば指輪ひとつとってもA店だけで何十、何百という商品が置いてあり、いちいち比べていたら疲れちゃうし、多すぎて冷静に比較できないんです。で、ある程度"勘"と"勢い"でえいっと買っちゃう。 エンゲージリングなどは別でしょうが、A店とB店を回り、ということもあまりしないように思いますね。 それも、値段に差がないからじゃないんです。宝石は、その石が採れた時期や採れ方(大きな鉱山が発見されたとか)によって、値段や品質にもばらつきがあるのですが、それは仕方がないこととして諦めている。 それよりはむしろ出会いを大事にする。 あるときある石(男性、仕事)に出会い、気に入ればその石を楽しもうと思うんです。もちろん、他の店にはもっといい石(自分と合う男性なり、仕事なり)があるかもしれませんよ。でも、そんなことを考えていたら宝石は楽しめないんです。とにかく買ったものを身に付け、だんだん好きになっていくのですが、それも「この恋を大事に育てよう」「今の仕事をとにかく頑張ってみよう」という気持ちに似ているように思います。それでもたまにどうしても気に入らないこともある。 そのときはそれを誰かにあげるなりして買いなおすんですが、それも恋愛の別れや転職に通じるわけです。 出会って、たくさんの中から選んで、それとじっくり付き合って、好きになる努力をする。 「同じ値段なのに彼女の持っている石の方が0.5カラット大きい」などとは宝石好きはあまり考えないものなんです。 だって自分の宝石を楽しもうって決めたから。 というわけで、若干こじつけっぽくなっちゃいましたが、あなたは宝石が好きですか。
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