これは人から聞いた話。
もし、好きな人ができて、その想いがなかなか相手に伝わらず、かといって自分から積極的に意思表示したり、告白したり、軽く食事やお茶や映画なんかにも誘えないタイプの人は−−−。
毎日、朝、 「○○さん、おはよう。今日もすごくいい天気ですね」 などと、相手の顔を思い浮かべながらひとり、笑顔で語りかければいいという。 もし、その人が同じ職場の人なら、
「今日のスーツはとっても似合いますね」 とか、やはり心の中で声をかけてみる。
想像すると、ちょっと無気味な気がしないでもないが、ペットの犬とか猫とかに語りかけるつもりでやればいいわけだし、私の友人など金魚にも話かけたりするくらいなので、そんなにおかしなことではないだろう。ポイントは、笑顔でということと、明るい話題を選ぶということだそうだ。
この話をしてくれた人は、 「花だって、毎日水を取り替えながら、『今日もきれいに咲いているね』と声をかけると、ずいぶん長持ちするのよ」 と教えてくれた。こういうことってあるかもしれないと本気で思う。想いは伝わるし、笑顔はそれを助けると。
だから、手紙を書いたりするときも、気分のいい日を選ぶ。メイクしたあとは、微笑んでみてから出かける。さて、このようにしてずっと好きな人に心の中で声をかけ続けた結果はどうなるかというと、かなりの確率で、相手から何らかのリアクションがあるようなのだ。ちなみにその友人は、「今日の髪型、いいね」 と逆にその男性からいわれたという。
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| エッセイスト、政治コラムニスト。1953年生まれ。慶応義塾大学卒業後、女性誌編集部を経て渡米。NY大学行政大学院修士課程修了。近著は『30代は女のベストシーズン!』(扶桑社)、『「だれかいい人いない?」といっているあなたへ』(講談社)など多数。
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